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【わかさ生活】愛される企業は愛される広報がカギ?【インタビューグラフ】

②愛される広報・愛される企業とは

ここからは、筆者がインタビューした内容をもとに、対談形式で内容を紹介していきます。

(わ=わかさ生活広報部さん、レ=レオグラフ筆者)

・中の人さんがTwitter運用を始めたのはいつ?

わ「私は現在、入社2年目の社員なのですが、入社して3か月が経った頃から運営を担当させていただいています。実は、ずっと広報を希望していて、採用面接のときからTwitterも運営したいという話を会社にしていました。」

レ「あ、いきなりTwitter運用がやりたいと伝えていたんですね。」

わ「そうですね。採用面接で何をやりたいかと聞かれたのですが、Twitterをしたいとはっきり伝えていました。」

 

レ「珍しいですね。ちなみにそれはなんでですか?」

わ「正直…社会人になりたくなかったんですよね…笑」

レ「え笑。どういうことですか?」

わ「元々、行きたかった業界数社に全落ちして、就活生の中では落ちこぼれていたんですよ。周りは就職活動をどんどん終えていくのに、ギリギリまで内定がなくて。そんな中初めて、内定をもらったのがわかさ生活なんです。」

レ「なるほど。」

わ「はい。それで、どうせ働くなら楽しく働きたいと思って…。単純なんですけど、仕事でTwitterに触れるのって楽しそうだなっていう…笑」

レ「まあ、たしかに。」

 

わ「それが1つ目の理由なんですが、もう1つありまして。堅苦しくて当たり前と思われている企業公式だからこそ逆に、柔軟な発信をしたらおもしろいだろうと魅力を感じ、Twitter運用に携わってみたいと思ったんです」

レ「なるほど。最近の企業がTwitterでゆるく発信しているのって、見ていて面白いですもんね。」

わ「はい。」

 

わかさ生活広報部さんが広報部に就任したきっかけが聞けたところで、

筆者は当時のTwitterアカウントがどのようなものだったのかが気になりました。

 

レ「その入社当時と今のTwitterアカウントはどのくらいギャップがあるんですかね?」

わ「もう、ぜんぜん違います。当時のアカウントは商品の魅力とか商品に含まれる成分の説明などを中心に発信してましたね。」

レ「いわゆる“企業企業”したTwitterだ。」

わ「私が一番びっくりしたのは、当時のアカウントは社内運動会の結果を発信していて。紅組が勝ちました〜みたいな。「誰が興味あんねん、これ」って思いましたよ(関西弁)」

レ「笑笑笑」

 

わ「その時に付いていたいいね数は“10”とかで、インプレッション数(どれだけ見られたかを表す数字)も多くて1,000とかだったかと思います。」

レ「それは、今とのギャップが激しいですね。フォロワー数はどうですか?」

わ「フォロワー数だけで見ると、私が運営を開始した時は9,900人台でしたので、当時と比べると今はほぼ4倍の数字にはなりましたね。」

 

わかさ生活広報部さんによると、当時のフォロワーはキャンペーンで獲得した数字だったので、今のようなファン層からの反応はほぼなかったと言います。それと比べると今はフォロワーに愛されているのだなと思いますよね。

 

・#わかさー というファンネームは順調に広まっているように見えるが、このアイデアはどこ・誰から?

わ「実はこのファンネームをつけるアイデアはフォロワーさんから生まれました。」

レ「えーそうなんですね?」

わ「はい。この話がフォロワーさんから上がった当初は、まだそこまでフォロワー数やツイートに付くいいね数が多くない状態で“身内だけの盛り上がりに見えて嫌だなぁ”という想いが本心で、最初は私自身前向きではありませんでした。ですが、複数のフォロワーの方が何度も“作ろう!”言ってくださり作ることになりました。」

レ「それはどうやって決まったんでしょうか?」

わ「決め方としては、ファンネーム案をいくつか募集し、そこに自分が考えたわかさーという案も加えた4つのファンネーム案でアンケートを取り、一番票数の多かった#わかさーという名前に決まりました。」

 

これの何がすごいかというと、「ファンネーム」という概念はアイドルやライブチャット配信者の間で流行っているものだということ。

つまり、わかさ生活広報部さんはもはやフォロワーの間ではアイドルのような愛される存在(インフルエンサー)だと言えるのです。

 

わ「ちなみに、広告代理店の営業の方などがSNSを使ったマーケティングについて提案してくださることが時々あるのですが、その時も提案資料に“#わかさー”を使って提案してくれたりしますね。」

レ「こちらから言わなくても相手から提案されるのって、相当すごいことですよ。」

レ「わかさーが出来てから、他社企業さんもファンネームを作成されるケースが随分増えたと思うのですが。」 

わ「そうですね。弊社が一番最初に始めたという訳では無いのですが、何回か「弊社もファンネームを真似していいですか?」とわざわざ尋ねられた経験もあります。アカウントの運営を始めた当初は“他社に参考にしていただけるようなアカウントではなかったので素直に嬉しいです。ただ時には“#〇〇さー”といったそっくりそのままのものもあるので、アカウントの独自性を大切している弊社としては正直複雑な気持ちになるときもあります…笑」

レ「まあ、真似されるのって認知度が高いことの証明ですからね笑」

わ「そうですね。アカウントの運営を始めた当初は“他社に参考にされるようなアカウントを目指そう”と思っていたので、プラスに受け取ってます。」

 

・Twitter運用を始めてから今と比べて「ファンが増えた」という実感はありますか?どんなとき?

ここまでの話を聞いていると、わかさ生活広報部アカウントが本当に愛されているということがわかります。

そこで、筆者はどんな場面で「愛されている」と感じるのか、聞いてみました。

 

わ「ありきたりな答えになるかと思いますが、まずはいいね数・RT数・返信の数が増えました。例を言うとおはようの挨拶ツイート。最近では毎日安定して400いいねを超えて40人程から返信を頂けるようになっています。Twitter運営を引き継いだ当初はあいさつをしても10~20いいね、1人や2人からしか返事が返ってこないような状態だったので…当初のことを考えると素直にすごく嬉しいです。」

レ「朝の挨拶に反応もらえるのって、大事なことですよね。」

わ「本当にそうで、なんでもない他愛もない発言に反応がもらえるのって、企業だけじゃなくアカウントにとっても重要なことなんです。」

 

わ「あとは、会社にTwitter担当者宛でファンレターが届いたり。」

レ「え〜すごい…笑」

わ「スペースなど、フォロワーさん同士が私の知らないところでわかさ生活のアカウントについて話していたり、わかさ生活広報部アカウントのファンマークとしているブルーベリーと馬の絵文字を名前やプロフィールにつけてくださっているフォロワーさんも数十人います。そういったところで、心強いフォロワーさんが周りにはいるんだなと日々実感しています。」

 

本当にアイドルのエピソードを聞いているみたいです。

 

わ「また、最近嬉しい出来事があったんです!競合他社の部長さんがわかさ生活のTwitterアカウントのファンだと言ってくださっているみたいで。」

レ「なかなかない事ですよね。世間から見ると、競合他社が寄り添うイメージっていうのは。」

わ「他社研究とかそういうことを抜きにして、いちフォロワーさんとして競合他社の従業員の方が投稿を見てくださっているのは本当に嬉しいなと思っています。」

 

・中の人さんが思う「愛される広報・企業」とは?

レ「難しい質問だとは思うのですが、わかさ生活さん的に思う“愛される広報・企業”ってなんでしょうか?」

わ「今の世の中は似たような類似商品が数多く存在しますし、たとえ画期的な商品を生み出したとしても、すぐに似たような類似品が他社企業から出て、価値が埋もれてしまう時代だと考えています。」

レ「そうですね。」

わ「そんな中でも、“商品を購入するときはあの企業の商品を買おう”“あの広報さんがいるから、この企業の商品を買おう”と言ってもらえる存在が愛される企業や広報かなと思います。」

 

レ「有り体に言えば、ブランド力が高いことと考え方は似ていますね。」

わ「そうですね。だからこそ、会社そのもののブランドを上げれるよう、アカウントに対しての愛着・共感・信頼という感情を高められればと毎日取り組んでいます。」

レ「確かに商品力は大事だけども、“わかささんだから”という文脈で語らるようになるのは大事なことですね。」

わ「はい。特にこれからの時代はそういう考え方でブランド力を上げていく時代なのかなと思います。」

 

エルメス、ルイヴィトンなどの有名ハイブランド企業も、その歴史的背景などからコアなファン層が広がっていったと言われています。

これからの時代、ただモノを作って売ればいいというわけではないですよね。

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